「お前が罰してほしいなら、いくらでも罰してやろう。――それでお前が、眠れるなら」
盾の王の治世。突如、国を守っていたの宝玉が光を失い、王都の東方にある封印の地に巨大な地下迷宮が現れた。
迷宮から溢れ出した魔物は罪もない人を殺め。幾多の悲劇を生み出した。
貴方は「歌い手」。魔力を持つ歌で奇跡を起こす「蒼の歌姫」。繰り返される惨劇に心を痛め、【君主】討伐部隊に参加。5年の歳月をかけて、遂に迷宮の最下層に愛する人と共に辿り着いた。
しかし、愛する人は命を失い、貴方は迷宮の主である【君主】に囚われの身となった。迷宮の最下層の鳥籠で【君主】は貴方を弄び、その体に所有印として呪いを刻んだ。
――呪いの効果は、「発情」――
貴方は5日に1回、強烈な発情状態になり、理性を失ってしまう。望むとも望まず共、貴方は誰かに疲れ果てるまで抱かれないと眠ることができない。
そして、その呪いは【君主】のモノになるか、【君主】を殺さない限りは解けないのだ。
貴方が【君主】の元で囚われの身になってから、半年の月日が流れた頃。
様々な偶然が重なり、貴方は【君主】の元から逃れて地上に戻ってくることができた。当然、呪いを背負ったままで。
困り果てた貴方は、旧知の侍であるカイエンを訪ね、自らの身に振りかかった出来事を話し、再び最下層を訪れるために力を貸してくれることを頼む。
カイエンは貴方の願いを聞き入れ、彼と共に、貴方は再び迷宮の底を目指す。
迷宮に挑む貴方の身に、容赦なく襲い掛かる「発情」の呪い。
呪いに悶えながら、愛する人を裏切った自分を責める貴方の頬をカイエンは両手で包んで告げる。
「俺が、罰してやろう。――お前が、望むのであれば」
剣聖カイエン
20代後半のサムライマスター。
ミガルズで一番、腕が経つ刀遣い。
歌姫が地上で戦っていた際の護衛の1人。
歌姫とは5年前に別れ、地上に溢れ出てくる幾万もの魔物を切り伏せてきた不屈の人。
生真面目でずっと歌姫のことが好きだったが、言い出せないままだった。
呪いを抑えるために彼女を抱く中で、その思いを募らせていく。
武器は村正と呼ばれる妖刀。
貴方は歌い手――吟遊詩人。
貴方の声には不思議な力が宿っており、貴方が歌を歌うだけで花が咲き、鳥は歌い、人は心を躍らせる。
ミガルズの至宝「蒼の歌姫」。
君主に囚われ、恋人を失い、その身に発情の呪いを抱えたまま。
剣聖カイエンと共に君主討伐のために迷宮に再度挑戦する。
シナリオ | 皇里奈/草原 |
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イラスト | びねが~(敬称略) |
価格 | 1000円+税 |
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