ブラックルシアン

貴方は公安警察の一員。
麻薬取締官と連携し、ある薬物を資金源にしている犯罪組織を追っている中で、
貴方は1人の男と出会う。

その男の名前は長谷部 泰孝(はせべ やすたか)。
職業は個人投資家。
表向きはクリーンに見える資金の流れを探るため、
貴方は国から普通のOLとしての身分を貸与され、長谷部に近づき――恋に落ちた。

そして、半年。
貴方は捜査対象の長谷部の家に何度も足を運んだが、犯罪組織との繋がりは一向に掴めないままだった。

このまま調査を終えてしまえば、長谷部との恋は終わるだろう。
そもそも、与えられたこの身分は偽りのものなのだから。

長谷部に嘘を吐き続けることに罪悪感を感じた貴方は、
今日こそ本当のことを話そうと長谷部の家で彼を待っていた。

――約束の時間になっても帰ってこない長谷部を待ちくたびれた貴方は、ソファで眠る。長谷部が全てを知った上で、貴方と共にいたことを知らずに。

「――知っていたさ、最初から。お前はイヌだって」
どこかビターで甘い香りの中、目を覚ました貴方の頬を帰ってきた長谷部は撫でて告げる。
最初から分かっていたと。

「全部忘れて、全部捨てて、俺のイヌになれ。いつものように俺の下で喘げ」
珈琲の香りに包まれ、大して動けない貴方に長谷部は笑いかける。

「快楽と幸福を、お前に刻んでやろう」と。

長谷部 泰孝(はせべ やすたか)
40歳手前の個人投資家。
冷静沈着で隙がない、感情を滅多に表に出すことがない大人の男。

恋人の貴方に対しても、感情を強く表に出すことはない。
犯罪組織と関りがあるという噂があるが、噂の域を出ない。

ベッドの上では快楽系の責めを与えるサディスト。

視聴

普通の企業で秘書として働くＯＬ。
その正体は公安の一員。
顔を変え、身分を偽り、人を騙し、情報を引き出す。
そうやって国家を護ってきた女性。
自分のその立ち位置に疲れ切った頃、対長谷部の任務に就き。
そして長谷部に囚われることとなる。

• 長谷部泰孝：FK29（敬称略）

• がるまに様