こことは違う場所、違う世界。でも、よく似た世界。
その世界は争いに満ち溢れていた。
その世界の人間は人対人の戦争だけでは飽き足らず、Ark(アーク)と呼ばれる人型兵器を作り出した。
人型兵器の登場により、戦争の方法はより大規模となり、Arkの強さと数が軍事力に直結するようになった。
Ark開発から10年。
アーシェント帝国は、Ark搭乗に最も適した脳の状態を作り出す仕組みを編み出した。薬物・洗脳による強化人間の作製。それが国力の乏しかったアーシェント帝国が選んだ生き残りの道だった。
帝国は自国民の一部を強化人間にすることにより、周囲の小国を飲み込むほどの軍事力を手に入れる。
しかし、それを黙ってみていなかったのが世界一の大国、ルドリア連合国だった。世界のバランスを崩そうとする帝国を抑え込むために、連合国は帝国に戦いを仕掛ける。
「いい子だ。お互いに殺し合うのは機体に乗ってる時だけにしようぜ」
帝国不利の状態ではあるが、膠着した戦いの中。
帝国のエースパイロットである貴方と、連合国のエースパイロットであるアロストは殺し合う。何度も、何度も。
そして、運命の日。
貴方は初めてアロストの機体ともみ合い、機体を破損し、怪我を負って意識を失った。
そんな貴方をアロストは救い、手当を施し。貴方に笑いかける。
「俺はお前さんを殺したい。機体にのったお前さんを殺したい。お前さんとダンスを何度も踊れるのは、この俺だけだ」
それは幻。それは一夜の恋。
エース同士の、命の煌めきの行く末は?
アロスト・アルカン
38歳の軍人。人型兵器(格闘型)のパイロット。
元々は傭兵で歩兵だったが、
人型兵器Arkへの適性が検査で発見されたため、
正式に連合国軍に入り、パイロットに転向した。
性格は明朗快活。
人懐っこく、コミュニケーション能力が高い。
ただ、戦闘時に置いては軍人らしく、
最適解を冷静に叩き出す冷徹でクレバーな面もある。
貴方とは何度も死闘を繰り広げてきた、まさに好敵手。
強化人間である貴方に対して哀れみを感じていると同時に、
エースである自分の唯一の理解者であるとも感じている。
20代の女性。
元々貧しい生活をしていたが、自分達の家族を救うために強化人間に志願した。
強化後は人型兵器(狙撃型)に搭乗し、
帝国のエースパイロットとなった。
アロストの機体は知っているものの、実際にアロストに逢うのはお互いに初めて。
強化人間である貴方は日に2回薬物接種を行う必要があり、
薬物投与後は性欲など原始的(プリミティブ)な欲求が高まる。
シナリオ | 皇里奈 |
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イラスト | 水城るり(敬称略) |
価格 | 1000円+税 |
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